
私には年に数回ですが1人で足を運ぶスナックがありました。東京都墨田区にある50代の気さくなママが切盛りする小さな店です。 私は中小企業の経営者として、社員や妻にさえも相談できないような悩みを、その小さな店のカウンターで1人グチをこぼしていたんです。 ママは黙って聞きながら時にはうなずき、さりげなく水割りを作ってくれました。 お会計を済まして帰ろうと店を出た私が一歩二歩進むくらいのタイミングで、わざわざ扉を開けて「また来なね!」とやさしく声を掛けてくれたママ。 店を後にした私はさっきまで悩んでいた事も前向きに捉えられるようになっており、スッキリした気持ちで帰宅就寝できていたんです。 そう、私にとっては正に“心の拠り所”でした。 その店が不景気の煽りを受け、2011年4月に閉店してしまったのです。 私の大事な場所が無くなってしまった事も重大ですが、 「広告マンとして、もっとサポートしてあげられる事は無かったのか!?」 多分、いや絶対に私のような思いをしている人達が数多くいるはずです。 スナック経営者をはじめスナック愛好家の皆様、一緒にスナック業界を盛り上げましょう! 平成23年8月吉日 |